周りに結納を体験した人が少ないと、結納で振袖を着る時の注意点などがわかりづらいですよね。
この記事は以下のような方におすすめです!
- 結納での女性の服装選びに悩んでいる人
- 結納で振袖を着る予定になっている人
- 周りに結納をした友達がいなくて相談相手がいない人
夫との結納で振袖を着た私の体験談
私と夫の結婚が決まった時には、夫婦どちらの親も「結納をしましょう」という考え方だったため、入籍前に両家挨拶を兼ねて私の実家で結納をすることになりました。出席者は私と夫、私の父、夫のご両親の合計5名。私の母は結婚が決まる数年前に病気で他界していたため、新婦の親族からは父親のみの出席という組み合わせだったのです。
一般的な結納ではまず新郎側が結納品を持参して新婦側の家を訪問し、正式に結婚を申し入れ、新婦側が感謝の意を示して受け取った後、両家で食事を共にするという流れ。結納品は地域や家のしきたりによって異なりますが、通常は結納金や記念品、酒や米などが含まれるそうです。私たち夫婦の結納の場合は、夫のご両親が結納金を持参して私の実家を訪ねてくださりました。
結納の後に新婦側が新郎側へ感謝の気持ちを示すために行う儀式として結納返しが行われるのが一般的なのですが、私たち夫婦の場合は結納返しは行いませんでした。夫のご両親から「結納返しはいりません」とお申し出があり、2人の結婚生活の支度金として結納金を受け取ることになりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです…!
私が結納で着た振袖は、亡くなった母親から貰ったものでした。母親が若い頃に成人式で着るために購入し、時を経て私も成人式で同じ振袖を着ることになったのです。成人式が終わった後は着る機会がなくなるかと思っていたのですが、夫のお母さんが「ぜひ結納の時は振袖を着ておいで」と言ってくださったので、自宅近くの美容室で着付けを頼み、振袖を着て結納当日を迎えました。
着付けの時に自分が持っているものをすべて持って行ったのですが、意外と足りないものが多かったらしく、美容室でいろいろレンタルさせていただくことになってしまいました…。これは本当に反省した出来事だったので、当日の持参品とレンタル品をご紹介しておきます!
(※外での撮影だったため、袖は洗濯ばさみで固定していました。)
なんとなんと持って行った草履が振袖用ではなく…。バッグも振袖用を持っていなかったので、美容室の方がデザインの合うものを用意してくださりました。帯締め(写真だと濃い黄緑色の太めの紐)については本当に知識不足で、もし今後娘が産まれて振袖を引き継ぐことになったら、購入してあげないと…と思っています。
結納で振袖を着る時の注意点
最近は結納をしない場合が増えてきていますが、結納は日本の伝統的な婚約の儀式であり、格式の高い場です。私の実体験も交えながら、結納で振袖を着る時の注意点についてお伝えします!
レンタルが必要な場合は早めに予約しておく
振袖本体や着付けに必要な小物のうち、足りないものがある場合は早めにレンタルの予約をしておくことが大切です。振袖を着ていくシーンとしては結納のほかに成人式、結婚式などがあるため、結納の日程がレンタル店の繁忙期と重なってしまうと希望の色味やサイズの商品を予約できない恐れがあります。
早めにレンタルの準備を進めておくと、豊富な種類のラインナップの中から自分好みの品物を探せるメリットがあります。時間に余裕を持って動いておくと、1店舗に限らず複数店舗のレンタル品の中から自分の1番のお気に入りを探すこともできますね。
自宅近くに振袖をレンタルできるお店が見当たらない場合や忙しくて店舗に足を運ぶ時間をつくれない方には、全国往復送料無料で利用できる宅配レンタル店を利用するのがおすすめです。
結納の日程が決まったら着付けを予約
結納などの重要な場面で振袖を着る際には、着崩れしないようにプロにしっかりと着付けをしてもらう必要があります。レンタルショップで着付けサービスを行っている場合もありますが、そうでない場合は別途、着付けをしてくれるお店を探して予約をしておかなければいけません。
私は美容室に着付けをお願いしたので、ヘアセットやメイクも着付けと一緒にお願いしました!美容室以外だと、成人式の前撮りを受け付けている写真館や、着付けの出張サービスなどもあります。口コミや評判を参考にして、信頼できる着付け師を探してみましょう。
また、着付けの予約は結納の日程が決まった時点で行うことをおすすめします。人気の着付け師は予約が早く埋まってしまうことがあるのです。私が着付けをお願いした美容室の着付け師さんは、「毎年〇〇のイベントの時期は忙しくなるから、日程ずれててよかったよ~」と仰っていました。
振袖を着てからの移動はいつもの普段着と比較すると、草履での徒歩移動や車の乗り降り、お手洗いなどスムーズにいかないことが多くなると思います。親族との約束の時間に合わせて、慌てることなく行動できるよう余裕を持って着付けの時間を予約しておきましょう。
事前に振袖や小物を預けておく
着付けをお願いするお店が決まったら、結納当日をスムーズに迎えるために、事前に振袖や小物を預けておくのがおすすめです。事前に預けておくとで当日持ち運ぶ荷物が少なくなりますし、着付けに必要な小物が足りなくて慌てるという失敗を防ぐことができます。
ヘアセットやメイクについても、事前に着付け師さんと相談しておくと安心ですね。私が着付けをお願いした際には、予約をした際に「どんなヘアアレンジにしたいか〇日までに写真を送ってください」と自分でヘアアレンジを選ぶことになりました。
「振袖 髪型 ミディアム」「振袖 髪型 上品」などと検索してみると、いろんな参考写真が出てきます!
結納での新郎や両家家族の服装
結納では、新婦側だけでなく新郎側や両家の家族も格式に合わせた服装を選ぶ必要がありますよね。昔ながらの格式高い正式結納では、新婦が振袖を着る場合は新郎は五つ紋付羽織・袴を着用することになります。しかし最近では略式結納が行われることが多く、私たち夫婦の結納の場合も「両家挨拶を兼ねた食事会」という目的で行ったため、略式結納の服装を選びました。
略式結納の場合でも女性は振袖を着ることができ、その場合の男性の服装はブラックスーツ(冠婚葬祭などのフォーマルシーンで着る礼服)となります。ネクタイの色に決まりはないようですがやはり黒は避けた方がいいとの事で、夫の場合は白シャツに光沢のある白(パールホワイト)のネクタイを合わせていました。
両家の父親・母親の服装も新郎新婦の服装と似ていて、略式結納場合の両家の父親はブラックスーツ、両家の母親は訪問着または黒以外のワンピースやスーツとなります。私たち夫婦の結納では、両家のお父さんはブラックスーツ、夫のお母さんはワンピースで来てくださりました。
結納では両家の服装が揃うことが大切なので、当日どのような服装を選ぶことにするか、事前に新郎新婦の間でしっかり話し合っておくのがおすすめです。
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