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年子妊娠中のつわりの乗り越え方|上の子のお世話と家事の工夫

年子妊娠中のつわりを乗り越える方法を紹介するアイキャッチ画像。つわりに悩む妊婦と上の子の様子、先輩ママのお世話や家事の工夫を解説。 妊娠中期

上の子のお世話をしながら迎えた2人目の妊娠。年子妊娠のつわりは、自分のペースで休めた1人目のときとは大変さの質が違います。

吐き気で横になりたいのに、上の子の抱っこや離乳食は待ってくれません。「遊んであげられなくて申し訳ない」と、自分を責めてしまう方もいるでしょう。

この記事では、年子育児を経験したママの体験談を交えながら、つわりの乗り越え方を紹介します。家事の減らし方から上の子のお世話のコツ、家事代行など頼れるサービスの比較までまとめました。

なお本記事では、出産時に上の子と下の子が年子になる妊娠を中心に扱います。妊娠中に上の子が0〜1歳だった方が主な対象です。

水分がとれない状態が続く場合や体重が減り続ける場合は、妊娠悪阻の可能性があります。自宅で我慢せず、かかりつけの産婦人科へ早めに相談してください。

※本記事の医療に関する記述は、厚生労働省・こども家庭庁などの公的情報を参照しています。出典元は該当箇所末尾に記載しています。

  1. 年子妊娠中のつわりを乗り越える7つの方法
    1. 1.家事は最低ラインだけと決めてあとは手放す
    2. 2.食事は「作らない日」を前提に準備する
    3. 3.買い物はネットスーパーに置き換える
    4. 4.上の子の遊びは動画と室内遊びに切り替える
    5. 5.パパや家族に担当タスクを割り振る
    6. 6.一時保育や自治体の支援を調べておく
    7. 7.家事代行をスポットで利用する
    8. 年子妊娠中にやってよかった工夫|先輩ママさんの体験談
  2. シーン別|上の子のお世話をどう乗り切る?
    1. 抱っこは「座ったまま」に切り替える
    2. お風呂は上の子を「洗うだけ」の日をつくる
    3. 寝かしつけは体調に合う方法に変える
    4. 遊びとお出かけは「行かない前提」で組み立てる
    5. 上の子の食事は「用意できる形」を優先する
    6. ママ自身の食事と水分を後回しにしない
  3. 年子妊娠のつわりが特につらい理由
    1. 年子妊娠時の上の子の月齢とお世話で困ったこと|先輩ママさんの体験談
    2. 自分の休息を確保できない
    3. 上の子がまだ状況を理解できない
    4. 抱っこや離乳食など体を使うお世話が続く
    5. 上の子への罪悪感が心の負担になる
  4. つわりはいつまで続く?受診を考えたい症状の目安
    1. 一般的な経過の目安
    2. 年子妊娠のつわりは何週からきつかった?先輩ママさんの体験談
    3. 妊娠悪阻とはどのような状態か
    4. 受診を考えたい症状のサイン
    5. 受診をためらわないための準備をしておく
  5. 家族だけで乗り切れないときに頼れる支援・サービス
    1. 一時保育(保育園の一時預かり)
    2. 産前産後ヘルパー・自治体の支援
    3. ネットスーパー・食材宅配・宅配弁当
    4. 家事代行とベビーシッターの違い
  6. 上の子の成長段階別|つわり中の負担を減らす工夫
    1. まだ歩けない時期(ねんね〜はいはい)
    2. 歩き始め・後追いの時期
    3. 自我が強くなり始めた時期
  7. まとめ|年子妊娠のつわりは頼る体制づくりで乗り越えよう
    1. 先輩ママさんから同じ状況のママへメッセージ

年子妊娠中のつわりを乗り越える7つの方法

年子妊娠のつわりを乗り越えるには、頑張り方を工夫するより、やることを減らして頼れる体制を整えることが大切です。

ここでは負担を減らす7つの方法を紹介します。今の体調と生活に合うものから試してみてください!

1.家事は最低ラインだけと決めてあとは手放す

「これだけできれば今日は合格」という基準まで、家事のラインを下げましょう。

たとえば、洗濯を2日に1回にする、掃除は食べこぼしの処理だけにするなど、生活に支障が出ない範囲まで減らしてみてください。

洗い物が特につらい日は、紙皿やラップを敷いた食器を使う方法もあります。吐き気が強い日は、合格ラインをさらに下げて構いません。

数か月だけの特別ルールと考えれば、罪悪感も抱きにくくなるはずです。

2.食事は「作らない日」を前提に準備する

食事の用意は、つわり中に負担が大きい家事のひとつですよね。においで台所に立てないのに、上の子の食事だけは毎日必要になります。

台所に立つのがつらい期間は冷凍のうどんやおにぎりなど、レンジだけで完結する定番ご飯をそろえておくのがおすすめです。冷凍宅配弁当をストックしておくと、数日分の食事を確保できます。

ママ自身は食べられるものを少量ずつとり、水分補給を意識してみてください。食事や水分が十分にとれない状態が続く場合は、産婦人科へ相談しましょう。

▶つわりで家事ができない時の対処法

3.買い物はネットスーパーに置き換える

上の子を連れての買い物は、それだけで体力を消耗します。食品売り場のにおいで、吐き気が強くなることもあるでしょう。

日々の買い物をネットスーパーに置き換えれば、外出も荷物運びもまとめて減らせます。おむつや飲料など、重いものを運ばずに済む点も嬉しいポイントです。

定番の食材をお気に入り登録しておけば、注文にかかる時間は数分で済みます。

4.上の子の遊びは動画と室内遊びに切り替える

つわりのピーク時は、公園でのお出かけをお休みにしましょう。シール貼りやお絵かきなど、ママが横になったまま見守れる遊びが役立ちます。

動画やテレビに頼ることに、罪悪感を抱く必要はありません。つわりの間だけの一時的な対応と割り切って大丈夫です。

吐き気が強い時間帯だけ利用するなど、家庭で無理のない使い方を決めておくとよいでしょう。

5.パパや家族に担当タスクを割り振る

パパや家族に頼るときは、具体的なお願いに落とし込むことが大切です。「察して手伝ってほしい」という伝え方では、なかなか伝わりません。

パパが在宅できる時間帯には、お風呂や寝かしつけなど負担の大きいお世話をまとめて任せましょう。紙に書いて冷蔵庫に貼っておくと、お互いに確認しやすくなります。

実家や義実家が近い場合は、上の子を数時間預かってもらえないか相談してみてください。

6.一時保育や自治体の支援を調べておく

頼れる家族が近くにいない場合は、一時保育を検討しましょう。自治体や施設によっては、妊娠中の体調不良やリフレッシュを理由に利用できる場合があります。

料金や予約方法は地域によって異なります。母子手帳をもらった窓口や自治体のサイトで確認してみてください。

事前登録や面談が必要な施設もあります。つわりが重くなる前に、登録だけ済ませておくと安心です。

参考:https://www.cfa.go.jp/policies/hoiku/
こども家庭庁「保育」

参考:https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/ichijiazukari_teikiriyohoiku
東京都福祉局「一時預かり事業・定期利用保育事業」

7.家事代行をスポットで利用する

家事代行には、1回だけのスポット利用に対応するサービスがあります。定期契約をしなくても、つらい時期だけ試すことが可能です。

料理のにおいで台所に立てない家庭では、数日分の作り置きを頼む方法が候補になります。ただし、調理中のにおいもつらい場合は、外出中や別室での作業ができるか確認してください。

かがむ動作が多い水回りの掃除だけを頼む方法もあります。具体的な選び方と料金の比較は、記事の後半で詳しくご紹介しています!

年子妊娠中にやってよかった工夫|先輩ママさんの体験談

実際に年子妊娠中のつわりがつらい時期の生活で役立った工夫を、先輩ママさんに教えてもらいました!

私が体調を崩してしまうと長男のお世話もできなくなり、お腹の赤ちゃんを守れるのも自分だけだと思っていました。そのため、妊娠中は「無理をしないこと」を一番大切にし、頼れるものにはとことん頼ることにしました。

家事は最低限にして、買い物はネットスーパーを利用したり仕事帰りの夫にお願いしたりして負担を減らしました。料理を作れない日は、お弁当を買ったり、長男にはベビーフードを活用したり、夫に離乳食を用意してもらったりしていました。

私は午後から夕方になると吐き気が強くなることが多かったので、体調の良い午前中に用事を済ませるようにしていました。長男と遊ぶ時は、横になったままボール遊びをしたり、車のおもちゃで遊んだりしていました。動き回るのが大好きな時期だったので、危ないものだけ片付けて家の中でのびのび遊んでもらうことも多かったです。

妊娠中は決して無理をせず、その日の体調に合わせて生活することを心がけていました。頼れるものに頼ることで、つらい時期を乗り越えられたと思っています。

シーン別|上の子のお世話をどう乗り切る?

年子妊娠では、家事以上に上の子のお世話をどう回すかが課題になります。ここでは、抱っこ・お風呂・寝かしつけ・遊び・食事の負担を減らす方法をまとめました。

抱っこは「座ったまま」に切り替える

吐き気があるときの立ち抱っこは、大きな負担になります。ソファや床に座り、膝の上に乗せる形へ切り替えてみましょう。

「ぎゅーしよう」と声をかけて、抱きしめる時間に置き換える方法もおすすめです。

お腹の張りや痛みを感じるときは、すぐに中断して横になってください。抱っこの可否や程度は、妊娠の経過によって異なります。判断に迷うときは、健診の際に医師や助産師へ確認しましょう。

お風呂は上の子を「洗うだけ」の日をつくる

浴室の湿気やシャンプーの香りは、吐き気を誘いやすいポイントです。毎日湯船に入れることへのこだわりは、いったん手放してしまいましょう。

上の子の汗や汚れの程度、肌の状態に合わせて、短時間のシャワーに切り替える方法もあります。パパが帰宅する日は、お風呂をまとめて任せてしまいます。曜日で担当を決めておくと、お願いするときのストレスが減るでしょう。

自分の体調が安定している時間帯に入れるのもコツです。

寝かしつけは体調に合う方法に変える

抱っこでの寝かしつけを続けていると、つわりの時期には体がもちません。負担が大きい場合は、上の子の年齢や寝具環境に応じて、安全を確保したうえで隣に横になる方法もあります。

部屋を暗くしてママも一緒に休めるため、体力の回復につながりやすい方法です。パパに寝かしつけを交代してもらう日をつくるのもいいでしょう。

ただし、方法を急に変えると親子ともに負担が増えることもあります。今のやり方で回っているなら、そのまま続けて構いません。

参考:https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/tobacco/yt-035
e-ヘルスネット(厚労省)「乳幼児突然死症候群/SIDS」

遊びとお出かけは「行かない前提」で組み立てる

遊びとお出かけは、「行かない前提」で組み立てるのがコツです。柔らかいボール遊びや、座ったまま一緒にできる遊びなら、横になりながらでも付き合えます。

外へ出るのが難しい日は、玄関先や窓辺で外の空気に触れるだけでも気分転換になります。外遊びは、パパの休日や祖父母にまとめてお願いする方法もあるでしょう。

体調が回復してきたら、短い外出から再開してみてください。

上の子の食事は「用意できる形」を優先する

上の子の食事は、手作りより「用意できること」を優先しましょう。冷凍うどん・おにぎり・バナナなど、火を使わず出せる定番を決めておくと安心です。

ベビーフードや幼児食の宅配なら、月齢や年齢に合わせた食事を温めるだけで用意できます。においで調理がつらいときは、換気扇を回しながらマスクをして乗り切る方法もあるでしょう。

ワンプレートに盛り付ければ、洗い物も減らせて一石二鳥といえます。

ママ自身の食事と水分を後回しにしない

上の子のお世話に追われていると、ママ自身の食事は後回しになりがちです。ゼリーや果物など、のどを通りやすいものを枕元に置いておきましょう。

水やお茶が飲みにくい場合は、氷や炭酸水など口にしやすい方法を少量ずつ試してみてください。合わない場合は、無理に続ける必要はありません。

水分がほとんどとれない状態が続くときは、我慢せず産婦人科を受診しましょう。点滴などの対応が必要になることもあります。

年子妊娠のつわりが特につらい理由

年子妊娠のつわりがつらいのは、気持ちの持ち方の問題ではありません。休めない状況が構造的にそろってしまうからです。

年子妊娠時の上の子の月齢とお世話で困ったこと|先輩ママさんの体験談

まず、実際に年子妊娠を経験した先輩ママさんの体験談を紹介します。

長男が10ヶ月の頃、お腹に2人目が宿っていることに気づきました。長男はまだ歩き始める前で、ちょうどつたい歩きができるようになった頃でした。妊娠がわかったときはとても嬉しかったのですが、まだ10ヶ月の長男は抱っこをしてほしい盛りで、ハイハイをしたり、つたい歩きをしたりと、目が離せない時でもありました。さらに、離乳食を作ったり、お風呂に入れたりと、毎日たくさんのお世話が必要でした。

夫も仕事で帰宅時間が遅く、日中はほとんど長男と二人きりでした。つわりで体調が優れないことも多く、思うように一緒に遊んであげられないこともあり、「もっと遊んであげたいのに」と申し訳ない気持ちになることが何度もありました。体のつらさだけではなく、精神的にも大変だったことを今でも覚えています。

体調が悪くても育児を休むことはできず、年子妊娠ならではの大変さを強く感じた時期でした。

自分の休息を確保できない

1人目の妊娠では、つわりがつらければ横になれる。ところが2人目の妊娠では、上の子がママの体調に関係なく動き回ります。

吐き気の波が来ても、目を離すわけにはいきません。トイレで吐いている間さえ、後追いされることもあります。

休息が細切れになると、体力の回復が追いつきません。一時保育や家族の力を借りてでも、まとまった休息を確保しましょう。

上の子がまだ状況を理解できない

年子妊娠の場合、上の子はまだ0〜1歳と幼い年齢にあります。「具合が悪いから待っててね」という説明を理解するのは難しい時期です。

言い聞かせが通じない分、環境側を整えるしかありません。ベビーサークルなどを活用して、ママが横になった状態でも見守りやすい安全なスペースを整えましょう。

危ないものを片付けておくと、目を配る範囲も狭められます。

抱っこや離乳食など体を使うお世話が続く

0〜1歳の育児は、抱っこ・おむつ替え・離乳食・お風呂と身体的なお世話の連続です。妊娠初期はお腹が目立たないため、周囲から大変さが伝わりにくい時期でもあります。

吐き気や眠気に加えて、上の子の体重を支える負担が重なります。

おむつは立ったまま替えられるパンツタイプを使うのがおすすめです。食事はハイチェアで固定して介助する方法もあります。こうした小さな時短の積み重ねが、育児の負担を軽くしてくれるでしょう。

上の子への罪悪感が心の負担になる

「抱っこしてあげられない」「遊んであげられない」という罪悪感も、つらさを重くする要因です。上の子がかわいそうだと感じて、自分を責めてしまうこともあるでしょう。

しかし、つわりは意思でコントロールできるものではありません。動画に頼る日も、冷凍食品が続く日も、育児の手抜きではないのです。

気持ちがつらいときは、ひとりで抱えずパパや家族に話してみてください。

つわりはいつまで続く?受診を考えたい症状の目安

つわりの経過には、大きな個人差があるとされています。ここで紹介する内容はあくまで一般的な目安です。実際の判断は、必ずかかりつけの医療機関で行ってください。

一般的な経過の目安

つわりは、妊娠初期に始まることが一般的とされています。妊娠5〜6週ごろから症状を感じ始め、妊娠12〜16週ごろに落ち着いていく経過が目安とされています。

ただし、もっと早く終わる人もいれば、出産まで続く人もいるようです。症状の内容もさまざまといえます。吐き気や嘔吐だけでなく、においに敏感になる変化や強い眠気もつわりに含まれます。

症状が軽い時間帯に家事やお世話をまとめるなど、自分の波に合わせて生活を組み立ててみましょう。

参考:https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/glossary/symptom01.html
つわり|母性健康管理に関する用語辞典(厚生労働省)

https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/colum/colum09.html
働く女性の心とからだの応援サイト(厚労省)「働く女性のつわりについて」

年子妊娠のつわりは何週からきつかった?先輩ママさんの体験談

つわりの始まりと落ち着いた時期について、体験者の方は次のように振り返っています。

妊娠検査薬で陽性がわかってから数日から一週間ほどで、つわりが始まりました。私は吐きづわりで、料理中のにおいが本当につらかったです。特に炊飯器でご飯を炊いている時のにおいや、長男の離乳食を準備している時のにおいで気持ち悪くなりました。ある日、長男のためにミートソース風の離乳食を作っていた時、吐き気がひどく、最後まで作ることができず、それ以来、夫やベビーフードに頼ることも増えました。

自分自身も食欲がほとんどなく、唯一食べられたのがコンビニの梅おにぎりと塩むすびでした。

つわりは安定期に入る頃には落ち着き、お腹の赤ちゃんが元気に育っていると思うと「私も頑張ろう」と前向きな気持ちになれました。

妊娠悪阻とはどのような状態か

強い嘔吐などにより、脱水や体重減少、代謝異常を伴い治療が必要になる状態が妊娠悪阻です。通常のつわりとは区別して扱われます。

目安となるのは、水分と食事がとれているかどうかという点です。何度も嘔吐して水分を受けつけない状態が続く場合は、注意が必要になります。

妊娠悪阻では、点滴や入院などの治療が必要になることもあります。判断に迷うときこそ、かかりつけの産婦人科に電話で相談してみてください。

参考:https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.24479/peri0000002244
 妊娠悪阻(周産期医学 55巻8号)- 医書.jp

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/18-%E5%A9%A6%E4%BA%BA%E7%A7%91%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E7%94%A3%E7%A7%91/%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E4%B8%AD%E3%81%AE%E7%94%A3%E7%A7%91%E5%90%88%E4%BD%B5%E7%97%87/%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E6%82%AA%E9%98%BB
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受診を考えたい症状のサイン

次のような症状があるときは、健診を待たずに受診を検討しましょう。

水分がほとんどとれない、尿量が減っているなど、脱水が疑われる場合は早めに医療機関へ相談してください。嘔吐が続いて体重が減り続けている場合や、ふらつきで日常生活が送れない場合も同様です。

お腹の痛みや出血など、つわり以外の症状があるときも早めの相談が必要になります。

受診をためらわないための準備をしておく

かかりつけの産婦人科の連絡先と診療時間は、すぐ見られる場所に控えておきましょう。夜間や休日の相談窓口も、あわせて確認しておくと安心です。

受診時に上の子を連れて行けるかどうかも、事前に問い合わせておいてください。難しい場合に備えて、預け先の候補も決めておきます。

母子手帳と保険証をひとつのポーチにまとめておくと、いざというとき持ち出しやすくなるでしょう。

家族だけで乗り切れないときに頼れる支援・サービス

パパや実家の協力だけでは、カバーしきれない場面もあります。料金の安さで選ぶのではなく、どの負担を減らしたいかで選ぶと失敗しにくくなります。

選択肢主に減らせる負担注意点向いている場面
一時保育上の子のお世話全般事前登録や予約が必要まとまった休息をとりたいとき
産前産後ヘルパー家事や育児のサポート自治体ごとに対象者・利用回数・育児支援の範囲が異なる費用を抑えて継続的に頼りたいとき
ネットスーパー買い物配送料と対象エリアの確認外出と荷物運びを減らしたいとき
宅配弁当・冷凍食品調理子ども用メニューの確認数日分の食事を確保したいとき
家事代行調理や掃除などの家事食材費や交通費は別途家事をまとめて任せたいとき
ベビーシッター上の子の見守り家事は対象外の場合がある自宅で子どもを見ていてほしいとき

一時保育(保育園の一時預かり)

一時保育は、保育園などに子どもを時間単位で預けられる制度です。自治体や施設によっては、妊娠中の体調不良やリフレッシュを理由に利用できる場合があります。

事前登録や面談が必要な施設もあります。動けるうちに手続きを済ませておくと、いざというときすぐ使えるでしょう。

はじめての利用では、上の子が慣れるまで時間がかかることもあります。短い時間から始めてみてください。

産前産後ヘルパー・自治体の支援

自治体によっては、妊娠中や出産後の家庭にヘルパーを派遣する事業を行っています。名称は地域によって異なり、産前産後ヘルパーや養育支援などと呼ばれる制度です。

内容は、掃除や食事の用意といった家事の手伝いから育児のサポートまで幅広く用意されています。ただし、子どもを直接預かれるかどうかや保護者の在宅が条件かどうかは、自治体によって違います。

申請から利用開始までに日数がかかることもあるため、早めに問い合わせてみましょう。

参考:https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/d4a9b67b-acbd-4e2a-a27a-7e8f2d6106dd/c9cfc841/20241030_policies_boshihoken_tsuuchi_2024_80.pdf
産前・産後サポート事業ガイドライン/産後ケア事業ガイドライン(こども家庭庁、令和6年10月)

ネットスーパー・食材宅配・宅配弁当

買い物の負担は、ネットスーパーや食材宅配で減らせます。上の子を連れた買い物と、重い荷物の持ち運びをまとめてなくせる点が魅力です。

食材宅配は、カット済み食材やミールキットが充実しています。調理そのものが難しい場合は、宅配弁当や冷凍食品で大人の食事を確保する方法もあるでしょう。

配達日時を固定しておくと、買い物のことを考える回数そのものを減らせます。

家事代行とベビーシッターの違い

家事代行は、スタッフが自宅に来て調理や掃除を代わりに行うサービスです。原則としてベビーシッターではないため、家事の作業中に子どものお世話まで任せられるわけではありません。

上の子のお世話そのものを任せたい場合はベビーシッターを選びましょう。一緒に過ごしながら家事を減らしたい場合は家事代行が向いています。

会社によっては、両方を提供していることもあります。依頼前にサービス内容を確認してください。

上の子の成長段階別|つわり中の負担を減らす工夫

同じ年子妊娠でも、上の子の成長段階によって大変さのポイントは変わります。月齢や年齢の数字より、発達の段階で考える方が実用的でしょう。

まだ歩けない時期(ねんね〜はいはい)

まだ歩けない時期は、抱っこでの移動が最大の負担になります。お世話グッズを1か所に集めて、生活動線をコンパクトにまとめましょう。

おむつ・着替え・おしりふきをまとめたワゴンを用意すると、部屋の移動そのものを減らせます。

授乳中の場合は、続け方に悩むこともあるでしょう。授乳と妊娠の関係は自己判断が難しいため、健診の際に医師や助産師へ相談してみてください。

参考:https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/
国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センター

歩き始め・後追いの時期

歩き始めると、目が離せない場面が一気に増えます。後追いが重なれば、トイレにまでついてくるようになるでしょう。

この時期は、転倒と誤飲への対策が最優先です。口に入る大きさのものを床から片付け、家具の角にはカバーを付けておきましょう。

吐き気でトイレへ移動するときも見守りやすいよう、生活動線と安全対策を整えておくと安心です。

自我が強くなり始めた時期

1歳後半になると、自我が強くなって「イヤ」が増える子もいるでしょう。着替えも食事も「イヤ」から始まるため、つわり中のママは気力を使います。

真正面からのぶつかり合いは避けるのが得策です。「赤い服と青い服、どっちにする」のように、選択肢を2つ見せて選ばせる方法を試してみましょう。

どうしても進まない日は、着替えなどの優先順位を下げてもかまいません。

まとめ|年子妊娠のつわりは頼る体制づくりで乗り越えよう

年子妊娠のつわりがつらいのは、休めない環境がそろってしまうからです。頑張りが足りないわけではありません。

家事・食事・買い物は、減らすか任せるかで負担を軽くできます。冷凍食品や宅配、ネットスーパーを組み合わせてみましょう。

上の子のお世話は、安全を優先しながら形を変えれば大丈夫です。抱っこは座ったまま、お風呂は短時間のシャワー、寝かしつけはパパへの交代という選択肢があります。

水分がとれない状態が続くときや脱水が疑われるときは、我慢せず医療機関へ相談してください。上の子の預け先も、元気なうちに決めておくと動きやすくなります。

家族だけで乗り切れないときは、一時保育・自治体の支援・ベビーシッター・家事代行などから、減らしたい負担に合うものを選びましょう。

先輩ママさんから同じ状況のママへメッセージ

最後に、年子妊娠を乗り越えた先輩ママさんからのメッセージを紹介します。

年子妊娠は一人目の妊娠や、歳の差のある妊娠とはまた違った大変さがあると感じました。どの妊娠でもとても大変ですが、小さな子どもを育てながらの妊娠は、抱っこをしたり、屈んだりと気づかないうちに体へ負担がかかることも多いです。夜泣きで寝不足になることもありました。思うように子どもと遊べなかったり、ご飯を作れなかったりして、罪悪感を抱くこともありました。横になりたいのに横になれないこともありました。でも、つわりはいつか必ず終わりがきます。

私も当時は「ちゃんとやらなくちゃ」と思っていましたが、頼れるものにはとことん頼ることが一番大切だと身をもって知りました。自分だけで頑張らなくていいんです。

「今しかない子育て」と「お腹の赤ちゃん」、どちらも大切だからこそ悩んでしまうこともあると思います。私もそうでした。でも、一人で抱え込まなくて大丈夫です。周りの人や便利なサービスを頼りながら、自分の体を一番大切にしてください。

つわりの経過には個人差がありますが、今のつらさを一人で抱える必要はありません。頼れる人やサービス、医療機関の力も借りながら、その日の体調に合わせて過ごしましょう!

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